経済産業省では、「健康・医療新産業創出に向けたアクションプラン2021」に基づき、コロナ禍における心の健康の不調の増加等に対応するため、令和3年度から、職域での心の健康の向上のための取組に関する実証事業を開始しています。令和3年度は、 職域における心の健康保持増進に係る産業創出・育成に向けた中長期的な論点の整理等が行われ、報告書が公表されました。 そこでは、人材面の経営課題の解決と心の健康保持増進に係る従来施策のボトルネックへの対応を図るため、ポジティブメンタルヘルスの強化とデジタルの活用の2点の有効性が期待されています。
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/downloadfiles/R3_houkoku_kokoronokenkou.pdf
この報告書では、櫻谷特任講師(予定)が中心となって行った労働者のポジティブメンタルヘルス介入に関するシステマティックレビュー・メタ分析の論文が引用されています。
Sakuraya A, Imamura K, Watanabe K, Asai Y, Ando E, Eguchi H, Nishida N, Kobayashi Y, Arima H, Iwanaga M, Otsuka Y, Sasaki N, Inoue A, Inoue R, Tsuno K, Hino A, Shimazu A, Tsutsumi A, Kawakami N. What Kind of Intervention Is Effective for Improving Subjective Well-Being Among Workers? A Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials. Front Psychol 2020;11:528656. doi: 10.3389/fpsyg.2020.528656.