2022年6月1日、東京大学大学院医学系研究科と民間企業15社は、共同で社会連携講座「デジタルメンタルヘルス講座」(英文名Department of Digital Mental Health)を設置しました。

心の健康は、個々人および企業・組織、社会にとって重要な課題です。特に新型コロナウィルス感染症の世界的な流行下(コロナ禍)では、心の健康問題が大きな公衆衛生上の課題となりました。ポストコロナ社会においては、労働者や地域住民の心の健康をインターネットなどのデジタルツールで支えてゆくための「デジタルメンタルヘルス」の技術の開発が重要になります。

この社会連携講座では、デジタル技術を応用して精神健康を測定し、それを保持・増進する介入プログラムを提供する「デジタルメンタルヘルス」技術と、これを用いたサービスについて基礎および応用研究を実施し、人々の心の健康の向上に役立つ研究成果を発信することを通じて社会に貢献します。また、デジタル社会、Society 5.0社会における心の健康についても幅広く研究します。


新着情報

2023年4月23日
小川院生、今村特任准教授、川上特任教授が発表した調査報告「新型コロナウイルス感染症流行下におけるオンラインでの産業保健面談の経験,満足度および課題:労働者を対象とした横断調査」(産業衛生学雑誌 2022; 6: 345-353)が、優秀論文賞に選出されました。
2023年4月23日
川上憲人特任教授が、日本の人事部「HRカンファレンス」2023のパネルセッション「誰もが健康で、いきいきと働ける職場を目指して『ポジティブ・メンタルヘルス」が人と組織を活性化する』に登壇し座長を務めます。開催日時は5/17(水)10:30 -11:30です。
2022年11月4日
高知大学医学部医療×VR学講座と合同で、2023年1月21日(土)にシンポジウム「メタバースとメンタルヘルスケア:その現状と可能性を探る」を開催します。
2022年8月24日
2022年9月28日にWHOから「職場のメンタルヘルス対策ガイドライン」が公表されました。
2022年6月27日
「医療×VR」に関する研究・臨床拠点とするために設置された寄附講座である高知大学医学部「医療×VR」学講座と研究連携を開始します。
2022年6月14日
特任研究員(特定短時間)および事務補佐員(短時間有期)を募集しました(応募は締め切りました)。
2022年6月1日
本社会連携講座の設置を記念して、2022年7月5日(火)13:00から設置記念オンラインイベントを開催しました。