【実施中の研究】職業性ストレス簡易調査票パルスサーベイ版の開発

研究対象者の皆様
研究課題「職業性ストレス簡易調査票パルスサーベイ版の開発」
へのご参加のお願い


1.この研究の概要
【研究課題】
職業性ストレス簡易調査票パルスサーベイ版の開発(審査番号2023249NI)

【研究機関名及び本学の研究責任者氏名】
この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示すとおりです。
主任研究機関 東京大学大学院医学系研究科デジタルメンタルヘルス講座
研究責任者 川上憲人 特任教授
担当業務 研究計画立案・調査実施・データ解析・論文執筆

【研究協力機関】
公益財団法人健康・体力づくり事業財団、東京医科大学、産業医科大学、北里大学医学部

【業務委託先】
株式会社クロスマーケティング
この研究に利用する情報は、東京大学およびクロスマーケティングの範囲のみで利用されます。

【研究期間】
承認日 ~ 2026年3月31日

【研究目的・意義】
パルスサーベイは、簡易的な調査を短期間に繰り返し実施する調査手法であり、会社が従業員の満足度や心の健康度を把握することを目的として行われるものです。本研究は、職業性ストレス簡易調査票を使用した労働者向けパルスサーベイの適切な頻度、質問数について基礎的なデータを得るための調査を行うことを目的としています。

【研究方法】
1) 研究参加に同意いただける場合は、アンケート調査票の研究同意欄にチェックをつけてください。
2) 2024年4月20日(土)
クロスマーケティングを通じて、アンケート調査票にご回答いただきます。
3) 2024年5月6日(月)〜6月9日(日)
パルスサーベイを約1ヶ月間実施いたします。パルスサーベイの質問項目数と頻度はご参加いただく方によって異なります(自動で振り分けられます)。質問数は6〜15問、頻度は1ヶ月の期間中、最小で2回〜最大で5回となります。
パルスサーベイにご回答いただくタイミングは、東京大学の研究分担者からメールでお知らせいたします。パルスサーベイのURL、ユーザーID、パスワードをご送付いたしますので、パルスサーベイシステムにログインし、サーベイへのご回答をお願いいたします。
4) 2024年6月15日(土)
パルスサーベイ期間終了後に、クロスマーケティングを通じて再度アンケート調査票(追跡調査)へご回答いただきます。

なお、研究計画書や研究の方法に関する資料を入手・閲覧して、研究内容を詳しくお知りになりたい場合は、末尾の連絡先にお問い合わせください。他の研究対象者の個人情報等の保護や研究の独創性確保に支障がない範囲でご提供させていただきます。

2.研究参加の任意性
この研究にご参加いただくかどうかは、研究対象者の自由意思に委ねられています。
研究の内容について理解いただき、研究にご参加いただける場合は、調査票の同意欄にチェックをすることにより同意取得を行います。研究に同意された場合も、パルスサーベイへの回答をしないことによって、途中で研究参加を取りやめること、追跡調査への回答終了までの期間に、同意を撤回することは可能です。同意を撤回したい場合は、末尾に記載している連絡先にご連絡ください。追跡調査のアンケート回収を完了した後は同意撤回ができませんのでご了承ください。なお、研究にご参加いただけない場合でも、将来にわたりあなたの不利益につながることはありません。ただし、回答を中断した場合、インターネット調査会社からのポイントは進呈されません。

3.個人情報の保護
この研究に関わって取得される情報・データ等は、外部に漏えいすることのないよう、慎重に取り扱う必要があります。個人が特定される情報は、メールアドレスのみ、クロスマーケティングから東京大学に提供されます。メールアドレスは、パルスサーベイシステムへのご案内以外の目的で使用することはありません。
取得したデータは、研究分担者が解析する前にメールアドレスの情報を削り、代わりに新しく研究用の符号をつけ、どなたのものか分からないようにします。どなたのものか分からないように加工したデータは、研究責任者および研究分担者のみ使用できるパスワードロックをかけたパソコンで厳重に保管します。

4.研究に関する情報の公開および研究により得られた結果等の取扱い
研究の成果は、あなたの氏名等の個人情報が明らかにならないようにした上で、学会発表や学術雑誌等で公表します。国内外の学術雑誌での公開にあたっては、研究成果の第三者による検証や複数の研究の結果を統合して統計的に検討する際の原資料となることもあるために、解析・論文作成に用いた資料を学術雑誌社・学会(誌)へ提供・公開すること、また保管されることがあります。
個人的なお問い合わせをいただいた場合、個別の研究結果、または全体の研究結果についてお伝えいたします。

5.研究対象者にもたらされる利益及び不利益
この研究が、あなたに直ちに有益な情報をもたらす可能性は高いとはいえません。しかし、この研究の成果は、今後の労働者を対象とした職業性ストレス簡易調査票パルスサーベイ版の開発に寄与することが期待されます。したがって、将来、あなたに労働者のメンタルヘルス向上の面で利益をもたらす可能性があると考えられます。この研究では、調査票回答のための時間的なご負担や、複数回に渡り勤務の様子や健康状態に関する質問への回答を求められることにより、心理的負担を生じる可能性、情報漏洩のリスクがあります。時間的、心理的負担が大きい場合は、調査票への回答、およびパルスサーベイへの回答を中止してください。回答回収期間内であれば、回答を再開することは可能です。情報漏洩のリスクは不可避ですが、メールアドレス情報は、調査終了後、速やかに削除いたします。

6.研究終了後のデータ等の取扱い方針
もしあなたが同意してくだされば、将来の研究のための貴重な資源として、保管期間終了後も引き続き保管します。符号により誰の情報・データ等かが分からないようにした上で、研究者のみ使用できるパスワードロックをかけたパソコンで厳重に保管します。
なお将来、当該情報・データ等を新たな研究に用いる場合や他の研究機関に提供する場合には改めて倫理委員会の承認を受けた上で行います。

7.あなたの費用負担
今回の研究に必要な費用について、あなたに負担を求めることはありませんが、ご自宅等からアンケート調査票、およびパルスサーベイにご回答いただく場合、通信に係る費用はご自身にご負担いただきます。何卒ご了承ください。
・アンケート調査票(全2回)に回答すると、クロスマーケティングの規定のポイントが付与されます。
・パルスサーベイに回答すると、回答回数に応じてAmazonギフトが付与されます。

8.研究から生じる知的財産権の帰属
本研究の結果として知的財産権等が生じる可能性がありますが、その権利は国、研究機関、民間企業を含む共同研究機関及び研究従事者等に属し、研究対象者はこの知的財産権等を持ちません。また、その知的財産権等に基づき経済的利益が生じる可能性がありますが、これについての権利も持ちません。

9.その他
この研究は、東京大学医学部倫理委員会の承認を受け、東京大学大学院医学系研究科・医学部長の許可を受けて実施するものです。なお、この研究に関する費用は、基盤研究(B)(一般)労働者のメンタルヘルスのためのパルスサーベイの活用に関する基礎的および発展的研究(23H0316)、および運営費交付金から支出されています。
本研究に関して、開示すべき利益相反関係はありません。
この研究について、わからないことや聞きたいこと、何か心配なことがありましたら、お気軽に下記の連絡先までお問い合わせください。
この研究説明書のページは印刷または画面のスクリーンショットをしていただき、大切に保管してください。

2024年4月20日
【連絡・お問合せ先】
研究機関: 東京大学大学院医学系研究科デジタルメンタルヘルス講座
研究責任者:川上憲人(東京大学大学院医学系研究科デジタルメンタルヘルス講座・特任教授)
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学大学院医学系研究科 精神保健学/精神看護学分野
Tel: 03-5841-3364(内線23364)Fax: 03-5841-3392
メールアドレス:survey_dmh@m.u-tokyo.ac.jp